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竜馬がゆく [本]

最近は歴女なんて呼ばれる歴史好きな女性が戦国武将のお墓や城跡などを訪れている姿をテレビでも見かけます。

私は歴女とは言えないけど、日本史は好きな科目の一つでした。

今年は年始の目標のひとつとして、本を1か月に1冊は読もう!と決め、なんとか頑張っています。

ここ数カ月以上かけて読んできたのが、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」全8冊。ようやく読み終わりました~!

本を読むといっても、ここ数年は結構偏って同じ著者の本を続けて読み、ジャンルとしては推理小説が多かったので、今年はジャンルを変えて今まで読んでいない著者の本を読んでみようと思い、一度、多くの人が魅了されている坂本龍馬を知りたく、この本を選んで読んでみました。

坂本龍馬は、確かに色々な歴史上の有名な人物とは大きく違います。

型破りでありながらも、懐が深く、人望があり、視野が広い。

歴史上で人気のある人物というと、戦国武将がトップに名を連ねてくることが多いのだけど、そうした人たちは、領土を広げて力を誇示したり、自分の出世のため、地位や権力を得ようと必死になっていた、もしくは仕える藩や主人に対する忠義心を持って生きていたのに対し、龍馬は、藩をすて、地位や権力を欲するのではなく、「日本」という国のために動いたというのは、ひとつの大きな魅力だろうなと感じました。

この時代、まだ鎖国をしていた中で、勝海舟の影響もあり、他国の政治は皆が平等で法律に則って物事が決められていると知った龍馬は、当時、藩という小さな中で、階級制度によって不平等に扱われる日本を、他国のように皆が平等である世の中を目指し動いていたようです。そうした思想を持っていたのは珍しく、頭が柔らかく、視野が広かったのでしょう。

だからこそ、世間では無理と言われていた薩長同盟、そして大政奉還といった考えを持つことができ、竜馬という人物に魅了され信頼したから周りも説得され、納得して動くことができ、他国に侵略されることなく、日本の歴史が大きく変わったんだ~。と人気の理由を知ることができ、長かったけど面白かったです。

歴史は教科書に書かれている事実だけでなく、こうした人の働きや気持、時代の流れを知ると、面白いなと思います。

来年の大河ドラマは龍馬伝

この小説内では、お互い気に入らない者同士だったと書かれていた、岩崎弥太郎の視点で龍馬の生涯を描くようです。

視点が変わるとまた違った解釈がでてくるので、それも楽しみながら、今回少しは知識が得られたので、大河ドラマへの興味が出てきました。どんな龍馬に出会えるのかな?

明日は衆議院選挙。

龍馬のように日本を少しでもよくしようと国民のことをきちんと考えて動いてくれる政治家はどのくらいいるのでしょうか?

台風が近づいているようで、天気が心配だけど、投票にはきちんと行こうと思います。

今後の日本が少しでもいい方向にむかうことを願って。結果が楽しみです。


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