クリスマスの約束 [テレビ番組]
毎年、クリスマスの近くに放送されるテレビ番組で、楽しみにしているのがあります。
2001年から始まって以来、毎年見ている「クリスマスの約束」。
小田和正さんが日本のアーティストには、お互いを認め合うという意識が欠けているのではないか?と考え、そうした機会を作りたいという思いから始まった番組です。
2001年は、呼び掛けたアーティストは残念ながら応えてくれずに終わったものの、毎年、少しずつ、小田さんの気持ちを理解し、賛同してくれるアーティストが増えていっているように思います。
そして今年。
「参加するアーティストの歌をワンフレーズづつユニゾンで歌いたおしたい」という呼びかけに多くのアーティストが参加してのクリスマスの約束でした。
実際は、「ユニゾンでは個性がつぶれる」などの参加者からの反対もあり、紆余曲折の中、ソロとユニゾンとをうまくあわせ、アレンジを手掛けて、若手からベテランまで、21組34名ものアーティストが参加して歌い続けた22分50秒。
歌っているアーティストたちの表情がいきいきして、本当に皆で歌っているのを楽しんでいるのが伝わってきました。
「自分が今まで聞いた中で一番長い拍手です」
と小田さんが言っていたけど、拍手が鳴りやまない。
終わった後、参加したアーティストの充実感と、それをきいていた観客の感動があふれていました。
「言葉では説明できない、終わった後に何かが感じられるはず」
まさに、そんな瞬間でした。テレビを通しても私たちにもわかり、目の当たりにして感じられる素敵な時でした。小田さんの見せた涙が、アーティストたちの笑顔と涙が全てを物語ってもいました。
目に見えないもの、言葉にできないものを信じる気持ち。自分の思ったことを、勇気をだして行動し、形にして努力する。
小田さん、そして参加したアーティストのみなさん、本当に素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございました!!
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