合唱・・にいたるまでの余暇の遍歴 [趣味]
私の中で、20代である程度の基盤を作りたいと思っていた。結婚願望の低かった私は、一人で生活できるような体制を整えたいと思っていたからだ。基盤作りの一つは趣味を増やすこと(余暇を楽しみ、自分を成長させること)だった。転職してOLになってから、時間的余裕が生まれ、そうした時間を有効に使いたいと思いながら色々と模索していた。小さいときにお稽古ごとをいくつかやっていたが、続けてきたものはなく、映画をみたり、お芝居をみたり、音楽を聴いたりというのはあったけど、自分が主体となってやる趣味が当時なかった。気分転換をかね、当時流行っていたスポーツクラブに入会。その後英会話サークルに入った。知力、体力を伸ばす趣味のほかに、芸術的な分野での趣味を増やしたいと思っていた。不器用でめんどくさがり屋で創作能力の低い私は、物づくりが苦手だ。芸術的な分野で可能なものは音楽だなと思っていたころ、アルパに出会った。
次第に、私の中で、個人プレーでなく、大勢で何か一つのものを作り出す趣味を持ちたいと思い始めた。アルパを習い始め、もう少し音楽に触れたい。声の小ささをよく指摘されるので、大きな声で話せるようになりたい。人前にでることに慣れたい・・などの理由で思いついたのが合唱。歌がうまいわけではないが、歌うことは楽しい。運よく楽しく歌える合唱団と出会い現在に至る。合唱を始めて、自分の音感のなさやリズムのなさに悩まされることも多々あるが、私は歌うことよりも、年1回行われるコンサートに向けて練習し、団員がひとつの目標に向かって盛り上がり、合唱全体が上手くなっていく過程が好きだ。コンサートが終わった後の充実感は普段なかなか味わえない。
今は引っ越して練習に参加できない環境だが、今年は創団50周年の記念という節目もあり、11月のコンサートに参加したいので、家で自主練を行って頑張っている。
今、新しい環境で、こうした趣味を続けて出来る場所が見つからない。同じことをやるにも、自分に合う合わないといったことがどうしても生じる。やりたいことが出来る環境に出会えたことは幸せなことだと思う。そしてこうして出会えた人たちとの時間を大切にしたい。
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