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朗読会を聴きに [趣味]

日曜日は午前中にスポーツクラブへ。いつものコンバットのクラスに参加。
駐車場が一杯で、あやうく遅刻しそうになったが、なんとか間にあった。代謝の悪い私は、運動してもそんなに汗をかかないほうだが、このクラスはかなり汗だくになる。(それほど動きが早く激しい)
シャワーを浴び、急いでマックで昼食。日曜のお昼は小さい子連れの家族でかなりの人だった。

午後に朗読の授業の先生が朗読会をやるというので、聴きに行った。いわゆるプロの朗読をきちんと聴くのは初めてだった。朗読の先生ともう一人同じアナウンサー出身の人と2人での朗読会。
今回は「人間の気持ち」をテーマに題材を選んだそうだ。朗読された作品は次の3作。

① 芥川龍之介「蜘蛛の糸」

地獄から這い上がるのにお釈迦様がたらしてくれた蜘蛛の糸を登って自分だけ助かろうとした主人公。
人間の業、欲がよく表れている。

② 菊池寛「極楽」

死んでから極楽(天国)に行った主人公。そこで先立たれた夫と再会。しかし、何も変化のない、平穏無事な極楽にずっといることが退屈になってくる。そして唯一の楽しみとは「地獄」とはどんなところかを想像しているときで、「地獄」のほうがいいのではないか・・と思ってしまうという話。

この話は知らなかったが、終わりのないことの辛さ、変化の無いことのつまらなさ、幸せとは何だろう・・と考えさせられる話だった。

③ 森鴎外「高瀬舟」

弟殺しの罪で罪人となった主人公。安楽死の問題と人間の欲の深さを考えさせられる作品。人の欲とはどこまで行けば満たされるのだろうか・・満たされないのだろうか・・。そんなことを色々考えさせられる作品だった。

途中で、、尺八と琴を演奏する「ピスケス」という2人組みで活動しているという女性が、物語にあわせてバックミュージックとして演奏したり、朗読の合間に最近どこでも聞くようになった「千の風になって」など4曲ほど演奏してくれた。作品にもあっていたし、なかなか普段聞かない尺八と琴の音色もよかった。

音楽とともに、先生の朗読を聞いて勉強にもなり楽しめた朗読会だった。


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