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陰日向に咲く [映画]

仕事をしていると、なかなか平日の空いている時にのんびりと・・といかず、長野にいたときは会社帰りには映画館が遠くて寄れなかったレディースデイの映画の日。

せっかくだし、女性の特権を活かさなくてはもったいないじゃん!と思い、水曜日のレディースデイに、1,000円で見れるので久しぶりに一人で映画鑑賞へ。

見たのは「陰日向に咲く」。

小説も売れているようだが、私はまだ読んでいないので、その違いはわからないけど・・。メインとなる9人の登場人物の過去、現在そして優しい嘘が繋がっていくストーリー。

それぞれ抱えている想いや事情があって、不器用で、人から見るとそれは陰に生きているように見えるかもしれないけど、最後には暖かな日向に咲く小さな花が見えてくるような、優しさが伝わってくる作品だった。

陰と日向のように対極する2面性が人生にもそして人間の個性にもある。人は弱く駄目な所もあって、そんな陰に押しつぶされそうになってしまいがちだ。わかってはいても、なかなかそれを受け入れたり、直せないでいる。でもそんな所も含めて、陰日向の中で、自分をそして他人を愛し、そして人との関わりや繋がりを信じていきたいなと思えた暖かい映画だった。

ケツメイシの「出会いのかけら」が最後ながれてきて聞いていたら、この映画のメッセージがそのまま伝わってくるような歌だった。今度ゆっくり聞いてみたい曲だ。

基本的にこういう、じ~んわりくる作品は好きなので、見て良かったし、いい気持ちの転換ができた。


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