シアターアプルとのお別れ「水平線の歩き方」 [演劇]
先日、シアターアプル閉鎖のニュースを聞いて、早速、キャラメルボックスのチケットを取り、最後のお別れに行って来た。
久しぶりに歩く、歌舞伎町。
オフィスが高層ビルのない場所だし、ほとんど都内に出なくなってしまったので、雰囲気の違いを感じる。
今回のお芝居は、1時間ものを2本立てでやっているが、19時の回には間に合わないので、仕事帰りに食事をし、21時からの新作「水平線の歩き方」のみを見ることにした。
前日に役者の岡田達也さんがキャラメル公演2000回を迎えたとのこと。あと1日違いだったら、お祝いできたのに残念。彼の初舞台となった作品は私のキャラメル初観劇と同じ作品。キャラメルだけでなく、他の劇団でも客演しているはずだから、実際に舞台に立っている回数はもっといくはず。長年、あることをやり続けるというのはすばらしいことです。
岡田さん、おめでとうございます。&今後の活躍も期待したいです。
「継続する力」を私も、もう少し頑張って見習いたい・・。
お芝居のほうは・・。
母親の息子に対する想い。
主人公の孤独。
生と死。
譲れない想い。
人と人とのつながり。許し受け入れるということ。
一時間と短いけど、その中に詰まった想いはいつもと変わらない。ほとんど笑いの中でお芝居は進んでいくのに、最後の10分で一気にぐわ~んっ。じわ~。ってきて、胸をうち、会場の皆もすすり泣き。涙が出てきてしまいました。
夜遅くなったものの、あたたかい気持ちになって帰宅。
シアターアプルは、キャラメルボックス以外の劇団のお芝居もいくつか見た記憶があります。
劇場に入ったらバラの香りが漂っていた、亡くなったミラノさんの舞台『幸せな孤独な薔薇』も心に残っている一つです。
ここで沢山のお芝居を見て、沢山の役者さんと出会い、沢山の涙と笑いの時間を共有できた場所でした。
ありがとう。
そして・・・さようなら。
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