開かずの踏切での事件

先日、驚くべき光景に遭遇した。

会社帰りに自転車で駅の向こう側方面に用事があったので、踏切が開くのを待っていた時のこと。

私はこの踏切を渡るのが初めてだったため、ここが「あかずの踏切」であるとは知らなかった・・・。

東海道線、京浜東北線、横須賀線の上下、さらには成田エクスプレスや貨物列車まで通る何本もの線路がある所。18時半の帰宅ラッシュ時の時刻では確かに、踏み切りはなかなか開かないのも納得・・なんだけど。

そこで事件は起きた。

踏切が開くのを待っていると・・・

突如、後ろから若い男性が走ってきて、遮断機を越え線路内にダッシュしていく。

唖然。

あまりに開かないので強行突破を試みたのか・・？

自殺願望者か・・・？

おーーーい。

と思いつつ、何をどうしていいか分からず立ちすくしていた私。

「君、何しているんだ。早く戻ってきなさい」

との声が。

若者は線路の向こう側2/3辺りまで走っていったが、途中で止まった。

幸い、電車は人が立ち尽くしていたのが見えたのか連絡がいったのか、減速して止まった。

ほっ。

すると、その声の主である、その踏切の監視員であると思われるJRの職員が出てきて、若者の側に歩いていく。

若者は・・

その後の行動も唖然だったが、線路上で立ったまま、携帯電話で話をし始めた。

しかも、こちらを向いている。

その視線の先をたどると・・・

後ろに女性が立っていて携帯で話しているのだ。

その彼女に説得されたのか、その若者は戻ってきた。

迎えにいったJRの職員には何一つ声をかけぬまま、彼女の元へ歩いていったのだ。

ちらっと聞こえた声からすると日本人ではなかったみたいだけど？！

101回目のプロポーズのように「僕は死にませーん」と言いたかったのか

彼女との別れ話でやけになって「死んでやるー」

といって飛び出したのか。

はたまた別の理由だったのか・・は、なぞのまま。

よく電車に乗っていると、「線路内に人が立ち入った為、停止いたします」

ってアナウンスされるけど、ほんとうに立ち入る人を初めてみた。

それにしても、ダイヤは乱れるし、いい迷惑だ。

そんな事件もあり、踏切は開かぬまま時間は過ぎていった。

線路の上には歩行者用と自転車でも渡れるように、真ん中は階段になっていない長い歩道橋があったが、そのうち開くだろう・・と思い、我慢して待つ。

最後は意地でどのくらいまで開かないか確認してみたくなり、皆があきらめて、歩道橋を渡る間、一人踏切が開くのを待っていた。

ようやく開いたのは25分後。

あの踏切をラッシュ時に待つのは無駄・・あきらめが肝心・・だと思い知ったのでした。

当然、次回からは、多少遠回りになっても、駅の逆側に自転車を停めて歩いて反対側の出口にいくか、踏切横の横断歩道を使い、重たい自転車を引いてあがるかしようと心に誓ったのでした。

コメント 2

実家の近くにも京浜東北線と高崎線といろいろな特急と貨物列車が通って開かずの踏み切りになっているところがありました。
そこは地下をくぐるタイプ。

小さい頃からなので踏み切りを渡るなんて頭にもなく、開かないのに何であるのだろうと思ってました（笑）
by hisyou (2008-07-31 00:05) 

hisyouさんのご実家の近くにもあったんですね。
開かずの踏切だと知っていれば、無駄に待たなかったのだけど・・。
きっと、こういう踏切って沢山あるんでしょうね。
by waternon (2008-07-31 11:57)