それぞれの思い [趣味]
無事、合唱団の演奏会が終了しました。
今回の演奏会は、私の中では大きな意義のあるものでした。
まずは、復帰できたこと。
復帰する意欲がなかった私に、谷川俊太郎さんの力強い詩と松下耕さんの美しい旋律の「信じる」は
「また歌ってみたい」
という気持ちにさせてくれた曲でした。
そして、この「信じる」を今回、合唱団で歌うことになったのを聞き、復帰する後押しにもなりました。
縁とタイミングがあったお陰です。
そして、朗読。
ただでさえ、舞台にあがる経験などなく、普通に歌うだけで毎年すごく緊張するのに、
「頭が真っ白になって詩を忘れないだろうか?」
「声を震えずに出せるだろうか?」
「マイクを握る手が震えないだろうか?」
なんてマイナスな思いがぐるぐる駆け巡りました。
今回でコンサート出演は5回目。
今まで、こんなお客さんが注目するような大役やったことなかったのです。
突然の指名でしたが、私を信じて託してくれた人がいました。
私も弱い自分を受け止め「そんな私をわたしは信じる」「きっと大丈夫」って思うようにしました。
練習でも余計な事を考えないよう、一点を見つめて、朗読することに集中するようにしました。(ほんとはお客さんの顔見て言えたらよかったんだろうけど)
本番。
曲と曲の間に入る2作品の朗読。
お客さんが入るまで、リハでもそんなに気にならなかったけど、歌が終わると、会場全体がシーン。
ものすごい静寂でした。
そんな中に響く私の朗読の声。
どのくらいの人に詩を書いた子供たちの思いが伝わったでしょうか?
自分で気になる点はあったけど、でも、あの空気の中、自己満足だけど、思ったよりも落ち着いて出来ました。
終わったあと。
「よかったよ」
と言ってくれた団員の人たち、お客様の一言が本当に有難かったです。
大きな安堵と小さな自信と自己満足が得られました。
肝心の歌は。
個人的には、小さなミスはあったけど、特に第3ステージは、個人的には大役が終わったのもあり、楽しめました。
前回のコンサートでのミスが申し訳なくて、泣いて帰ったあの日から2年。
今回は、美味しくお酒を飲み、笑顔で帰ることができました。
そんなことも、乗り越えられた今回のコンサート。
実際に練習に参加できたのは、4ヶ月ほど。それでも、受け入れてくれた団員の人たち。
指導してくれた先生方。
聞きに来てくれたお客様。
そして、陰でスタッフとして色々助けてくれた人たち。
ほんとうに、ありがとう
という感謝の気持ちでいっぱいです。
関わった人、それぞれに色んな思いがあると思うけど。
今年は、合唱を通じて色んなことを思い、考え、学び、経験することができました。
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