「手紙」を観て [映画]
土曜日は、先日抽選に当たった映画の鑑賞券で、「手紙」を見に行った。
東野圭吾さんの小説のイメージと、映画のストーリーを読むからに、重たいテーマを扱っている映画だろうなとは思っていた。
実際見た感想。
確かに、どうにもならない、逃げる事の出来ない現実をうけとめなくてはならない辛さが主人公だけでなくその家族にもあったが、それでも救いのある、光が見える映画だった。それぞれのキャラクターに感情移入できる要素が沢山あった。ラストがとてもよかった。そのいい場面での小田和正さんの「言葉にできない」の曲が、 さらに盛り上げていて、涙を誘った。満開の桜と共に、それぞれに春がきた終わり方だった。
「手紙」を通しての、人とのつながり、想いだけでなく、手紙が人生に大きくこの映画では関わっていて、今では少なくなってしまった手紙の良さも感じた。
本当に強い人というのは、きちんと目の前の現実を受け止めて前に進める強さを持っている人なのだろう。
私はなかなか現実を受け止められず、なんとか抜け出そうと四苦八苦していることが多い気がする。
個人的にはこうした社会派の映画が好きというのもあるが、前回見た「涙そうそう」より良かったな。大画面で見る派手さはないが、色々考えさせられるいい映画だったと思う。
映画と原作は違うらしいので、小説はこれから読んでみようと思っている。
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