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映画レッドクリフと厳しい現状 [映画]

連休3日目の月曜日。

夫の会社で補助がでるというので、映画を見に出かけた。

見たのは三国志がベースとなっている話題の「レッドクリフ」。

正直、三国志は全くと言っていいほど知識がなかったが、日本での上映用に作られたという導入部分の説明でキャラクターと善悪がはっきりし、戦いの構造が見えたので、話についていく事ができた。女性にも受け入れられやすいようにという視点から創られたとテレビで言っていた通り、戦いの場面以外で芸術的に美しい所も見られた。

この映画は2部作で今回は戦いの前半戦。

漢の国を統一し、権力を得ようと目論む曹操。

それに対抗する劉備。曹操に降伏するか戦うかを悩む孫権。

孔明によって同盟を結んだ劉備と孫権の連合軍が曹操に立ち向かう。

数では圧倒的に負けているものの、戦略を上手く用いて敵を倒していく。

・・という話。

この映画は2部作で「赤壁の戦い」の導入といったところ。時間は長かったが、基本的に歴史が好きなので、思ったよりも楽しめた。

一方で、映画を見ながら考えてしまった。

今、新聞でもよく目にするが、不景気で多くの派遣や契約社員の人達がきられているという。大手会社での正社員削減の記事も目につくようになった。

私が勤めている会社でも、リストラが。

11月末で派遣社員2人。12月末までに派遣社員1人(2人になるかも・・という状況)。元々の定年退職者1名。さらに正社員の1人もリストラを言い渡されたとか。

ただでさえ少ないのにこれだけ辞めると従業員半分ほどになってしまう。[あせあせ(飛び散る汗)]

そんな状態下で私自身のモチベーションはかなりダウン。ようやく苦労して得た仕事と正社員への登用だが、こんなに早く崩れ始めるとは。

しかも、首をきる本人の社長は、本人には通告しても周りの従業員に説明も報告もない・・・。経営者の立場も分かるけど、きちんと説明しないとさらに不信感ばかりが広がるのに、あいまいにして逃げている・・・のには、みんなも怒りを通り越してあきれている。[パンチ]

元々、従業員内での社長に対する不満は多いのだけど、映画の曹操と心がかけ離れている部下達が現在の会社の構図とダブってしまった。

ん~。でも主君に忠実に仕える、仕えたいと思える主君がいる人は恵まれているのかなあ。どの位いるんだろう?たいてい、責任を下の者に押し付けるとか逃げる・・って話が多いんだけど。[たらーっ(汗)]

旧松下電器の創業者である松下幸之助氏はよく理想的な経営者として紹介されるが、彼は

「松下電器は電気器具をつくる会社である。しかし併せて人をつくる会社である」

と、生涯を通じて、人をつくることの大切さを社員に訴えていたと聞く。

企業の経営追求は大事だけれども、そうした考えをもった経営者が少ないと感じるのは私の周りだけだろうか・・?人が基本になっているというのを考えられないのは残念だ。幸い、役職についていない先輩や同僚ではいい人に恵まれていたのだけど。権力を持つと変わってしまうのかなあ・・。

映画の連合軍の戦う者が、リーダーが、それぞれの主君を敬い一致団結して強敵を倒していく姿はそんな人と人のつながりの重要性を感じさせたシーンだった。

今の会社の同僚は忠誠心はなくとも、それを逆に力にして結束を高め仲良くやっているのが幸い。

不安は尽きないが、少しでも前向きに気持ちの切り替えをしていけるように、凹む自分を励ます日々です。

映画を見た後は、お気に入りの日本料理屋のひとつ、悠善でマグロいくら丼を食べ、日々の生活に戻るため帰ったのでした。


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