SSブログ

感動の涙 [テレビ番組]

昨日、テレビを見て久しぶりに感動して涙が止まりませんでした。

テレビ番組の「しあわせ結婚計画」の中で2度目の結婚式を挙げた若い御夫婦。奥さんは、最初の結婚式の数日前に、トラックに追突された交通事故の後遺症で脳脊髄液減少症という病と闘って生活しているという。最初の結婚式は記憶がほとんどないということで、今回記憶に残る、そして幸せな人生の再スタートがきれるようにという願いを込めての結婚式をあげるまでが紹介されていて、見ながら、感動して涙・涙でした。

歩くのも辛い中でバージンロードを自分の力で歩きたいという夢を叶え、結婚式の後には「今まで不幸だと思っていたけど本当に幸せ者です」と素敵な笑顔を見せてくれた奥さま。 

奥さんの辛い気持ちを理解し、ありのままの彼女と現実を受入れ、愛し支えている旦那さまも本当に素敵でした。本当の優しさってこういうことなんだろうな。

夫婦の絆と深い愛情がとても心に残り、結婚式の教会で誓った「健やかなる時も病める時も・・・」という言葉を再度かみしめたのでした。

いつ治るかわからない難病と闘う彼女を見ながら、最近読んだ本の内容がダブりました。

ヴィクトール・E・フランクの「夜と霧」。彼は、ナチスにより強制収容所に送られ、何とか生き延び、そこでの体験をこの本に記しています。体験記ではあるけれども、心理学者として客観的な目で人間をとらえている本で、以前も心理学を学んでいた友人が勧めてくれていた記憶があるのだけど、最近、他の人も紹介していたので読んでみました。

今の平和な世の中で生活している私には想像を絶する収容所での生活。極限状態でも「自分自身」を見失わなかった人達がいたという。

行動的に生きることや安逸に生きることだけに意味があるのではない。そうではない。およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。苦しむこともまた生きることの一部なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在ははじめて完全なものになるのだ。

ひとりの人間が避けられない運命と、それが引き起こすあらゆる苦しみを甘受する流儀には、きわめてきびしい状況でも、また人生最期の瞬間においても、生を意味深いものにする可能性が豊かに開かれている。

「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」

日々の生活の中で、小さいことに悩んだり苦しんだりすることはあるけれども、その中でも今の恵まれている生活の中で感謝と幸せを忘れず、自分自身をしっかり持って生きていきたいなぁと思いました。

避けられない苦しい運命の中で闘って頑張っている人達に、苦しんだ分、いっぱい幸せが訪れることを願ってます。

自分自身も頑張らなくてはね。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

江の島へみなとみらいでの2日間 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。